1995年から1年間放送されたNHKスペシャル『映像の世紀』。動く写真(シネマトグラフ)が生まれた直後からの近代100年間の世界の歴史をありのままに証言するシーンは圧倒的で、そして映像と共に全編に流れる音楽は深い感銘を多くの人に与えました。メインテーマ曲「パリは燃えているか」をはじめ番組の全ての音楽を担当したのが加古隆さん。
20周年記念ライブの準備中の私たちの元へ加古さんから、「STUDIO73では『映像の世紀メモリアル』と題してコンサートと公開レッスンをやりましょう」とのメッセージ。
レッスンを受けるのは高田凉子さん(19歳・学生)。彼女に打ち合わせのために会った時、高校の社会の授業の中で『映像の世紀』を見続けていた、テーマ曲も覚えてる、と口ずさんでくれました。
細やかなレッスンの中で、加古さんの心象、音風景が語られ、そしてそれらを実現するためのテクニックが証されていきました。なごやかな、温かい時間、コンサートだけでは到底知ることの出来ない加古隆の音楽の世界、とっておきの時間が流れました。


CD/NHKスペシャル『映像の世紀』
オリジナル・サウンドトラック
<Epic/Sony Records>

加古隆自筆の楽譜


3年前のコンサート&レッスンも観させて頂きましたが、その時は第2部のコンサートのみでしたので、レッスンは初めてでした。この曲に対する私の感情が少し変わりました。加古さんの曲では「ナイルの源流にて」と「湖沼の伝説」が特に好きなのですが、「パリは燃えているか」も大好きな曲になりました。それにしても加古さんにレッスンしてもらっていたあの方がうらやましい!レッスン中の加古さんの素顔もとても良かったです。ところでこの曲をヒットラーの言葉である「パリは燃えているか」とタイトルされたのはなぜでしょう?
/女性

何よりも演奏者との距離が近く、加古さんの指のタッチの微妙さまでひしひしと伝わってきたのがよかったです。
21歳/学生

こんなに近くで胸に響く演奏が聴けて涙が出そうでした。ありがとうございました。“映像の世紀”のオーケストラ編、すごく楽しみなので是非聞きにいきたいと思います。高槻にこんなステキなスタジオがあり、なかなか来れないけど、これからも楽しいコンサートの催し、楽しみにしています。
43歳/女性

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