【出演】高瀬佳子/Piano

シリーズ第3回目は、画家でもあった作曲家の作品、絵から霊感を得た作品、敬愛する画家を悼んで作られた作品などが取り上げられました。ステージの周りに絵画を掛け、それらの絵画と作曲家とのつながりを高瀬佳子さんが話します。特に組曲「展覧会の絵」では、ムソルグスキーの友人でもある画家ガルトマンの絵から、当時のロシアの民衆の苦悩などが浮き彫りにされ、ムソルグスキーの思いが伝わってくるよう。「春ふたたび〜麻田浩の思い出に捧げる〜」は作曲家、十河陽一さんが画家、麻田浩さんの作品に感銘を受け作曲したものですが、この日、麻田夫人が会場に来られていて、演奏の途中で、しばらく麻田浩さんの思い出が語られました。会場はしんとして、絵画と音楽のすばらしい出会いに感銘をうけた様子でした。

 ▲麻田夫人と高瀬佳子さん




フランソワ・クープラン(1668〜1733)
  子守唄、またはゆりかごの中のいとし児
  おろおろ声のほおじろ
  神秘な防壁

クロード・ドビュッシー(1862−1918)
  喜びの島

十河陽一(1959〜)
  春ふたたび〜麻田浩の思い出に捧げる〜

フェリックス・メンデルスゾーン
  (1809〜1847)

  無言歌集より「瞑想」Op.30-1

モデスト・ムソルグスキー(1839〜1881)
  組曲「展覧会の絵」より
  プロムナード
  グノーム(こびと)
  プロムナード
  古城
  プロムナード
  テュイルリー(遊んだあとの子供たちのけんか)
  ビドロ
  プロムナード
  卵の殻をつけたひなどりのバレエ
  サミュエル・ゴールデンベルクとシュミュイレ
  鶏の足の上の小屋(バーバ=ヤガー)
  ボガティル門(古都キエフの大門)


絵:ガルトマン『キエフの大きな門』
(プーシキン文学研究所蔵)
※組曲「展覧会の絵」

「春ふたたび」の絵を初めて見ました。説明もして下さったので、ピアノを聴いても以前とは 違う感銘を受けました。
47歳/女性

こんなに身近なステージでの演奏を聴かせて頂いたのは、これまでなかったのでとても感動いたしました。 曲を全てご自分のものとされての曲のとらえ方、表現の仕方は“すばらしい!”のひとことです。私共、主人が脳梗塞で倒れ、在宅ケアし始めて6年になります。でも少しづつでも自分で時間を作って、好きなピアノを弾きたいと、今日、今こう思えたのもとてもうれしいことです。
女性

とても楽しい演奏でした!いつもとはまた違って、絵が目の前に広がるような感じがしました。次回のコンサートもとても楽しみにしています。
36歳/女性

ドビュッシーを弾かれる時にはドビュッシーになられたように、作曲家が高瀬さんの身体を借りて(?)弾いているのでは・・・と思うくらい、感動しました。
45歳/女性


▲絵に囲まれて

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